第1回:牛ってどんな生き物?
前節:牛と酪農のことを知ろう!
こんにちは!
これから、「牛ってどんな生き物?」というテーマで、複数回にわたって記事をお届けします。
これからご紹介する内容はとても基礎的な内容ですので、読者の皆様にはご存知の内容が多くなると思われますが、酪農業界を知らない方や、これから牛を学ぼうと思っている方に届くといいなと思っていますので、ぜひご覧ください!
また、この記事を書きながら、私自身も改めて牛のこと・酪農のことを学んでいます。読者の皆さんと一緒にさらに知識を深めていこうと思っていますのでよろしくお願いいたします!
当記事のねらい
・牛に親しみを持ってもらう
・種類、性格、体の特徴をざっくり知ってもらう
牛は私たちの食生活や日常にとても身近な存在ですが、実はその「本当の姿」や「酪農の現場」に関しては知られていないことがたくさんあります。
牛って、みなさんどんなイメージを持っていますか?
「のんびりしてる」「白黒の模様」「草をもぐもぐ」…そんなイメージ、ありますよね。
でも、牛って実は、すごく繊細でかしこくて、人と深くつながっている生き物なんです。
第1回目の今回は、そんな「牛の基本プロフィール」を簡単にご紹介します
牛のプロフィールカード
名前:ウシ
英語では「COW:雌牛、乳牛」、「BULL:雄牛」、「CATTLE:複数の牛」、「OX:去勢した雄牛」、「BEEF:食用の牛の肉」、「CALF:子牛」と使い分けされます。
種類:よく見るのは白黒の「ホルスタイン」、ほかにも「ジャージー」「ブラウンスイス」、「黒毛和種」など様々な種類がいます。

分類群:偶蹄目=牛をはじめとした蹄が二つに分かれる陸生動物のこと。カバ、イノシシ、ラクダ、キリン、ヤギ、シカ、ヒツジなどが偶蹄目の仲間だよ。我々TK-Lab.Ambition の名刺にもこの偶蹄目のマークが使用されているよ!!
ちょこっと休憩コラム①
「牛の視界はほぼ“パノラマ”!」
牛の目は顔の横にあるから、左右で約330度も見えると言われています!人間の視野が約180度なので、牛は後ろのほうまでバッチリ見えているようです。ただし、正面と真後ろはちょっと苦手。だから、後ろから近づくとビックリすることもあるよ。
色は青と緑が判別できると言われています。視力は0.04〜0.08と低いです。

体の大きさ:大人の牛は乳牛で 約600〜700kg!人の10倍くらい!牛の体長(胸からお尻まで)は約170cm、体高(肩から地面まで)は約140から150cmです。私は155cmなので大体同じ高さですね。牛は年々改良が進んでいるので、これからもっと大きくなっていくかもしれないですね。生まれた直後の子牛の体重は、黒毛和種で約30kg、ホルスタイン種は約40kgくらいです。人間の赤ちゃんの10倍以上です!!!

好きなこと:草を食べること、のんびり過ごすこと

性格:おだやかでおとなしいけど、びっくりしやすい一面も
寿命:もし、牛をペットとして寿命を全うするまで飼育し続けたら何歳まで生きられるのでしょうか?牛の平均寿命は一般的に15〜20年程度と言われています。
我が社の代表がお世話になった牛で、なんと16産、23歳の牛がいたそうです!
しかし、乳牛の場合は、乳生産のために5〜6年程度でその役目を終え、食肉として利用されています。それは、乳を生産するために複数回の妊娠・出産を繰り返すことで、5〜6年程度で体力が衰えてしまうためです。
ちょこっと休憩コラム②
「牛って賢いの?」
実は牛には、人の顔を覚える力や、時間を感じる力があるって言われています。
飼っている人の顔を見分けたり、「いつもこの時間にごはんだ!」って覚えていたり…。
のんびりしているようで、ちゃんと色んなことを感じているんですね。

次回予告
次回は、「牛の1日ってどんな感じ?」をのぞいてみましょう👀 朝起きて、ごはんを食べて、反芻して、お昼寝して…。意外とスケジュールがあるんです!
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