共進会へ行ってきました!

読者の皆様こんにちは、TK-Lab.のシステム・映像担当の安藤 萌生です。

先日行われた共進会(第16回 全日本ホルスタイン共進会)の様子を、牛に詳しくない筆者のような方でも理解できるようにお届けできればと思います。

※TK-Lab.は出品牛の担当獣医師として参加しています。

会場

北海道は安平町にある「北海道ホルスタイン共振会場」にて開催。
共進会は5年に1回しか開催されないため、乳牛のオリンピックとも呼ばれているとか。
まさに採点の祭典。

共進会の歴史を調べると第1回大会はなんと約75年前の昭和26年でした。TK-Lab.が担当している農家さんはこれまでに10回以上も出品されているとのことで、特別表彰を受けていました!歴史の重みを感じます。

審査会場

今回の第16回大会は全国各地から約400頭が集まりました。

審査は第1部〜第20部までのカテゴリに分けられ、2日間かけて全体の1位「最高位賞」を決めます。
各カテゴリの1位を取るだけでも名誉あることですが、その中からさらに1位の中の1位を決める・・・ロマンがありますね!!

審査の進め方、採点の解説などは共進会の公式youtubeからご確認いただけます。

出品牛舎

全国から集められた出品牛は審査を迎えるまでに上図のような牛舎で過ごします。つまり控室ですね。
出品牛を最高の状態に保つため、関係者が期間中つきっきりでお世話をしていました。

牧場(都道府県)毎にスペースが決められ、装飾にも個性があり、牛舎を見ているだけでもワクワクするような環境です。
※なお関係者以外立ち入り禁止となっています。

入場許可証のリストバンド

審査会場に向かう直前、牛を綺麗に整える農家さん。ピリピリ感と情熱で溢れていました。

背線の毛を整えている様子
乳頭を調整している様子

キッチンカー

祭典ですからもちろんキッチンカーも!およそ10台程度の出店で、どの店舗も行列でした。

酪農資材器具展

全国から最先端の酪農器具・資材・技術を学習・体験できるブース、つまりエキスポです!

筆者にはレベルが高すぎましたが、このエキスポを訪れるだけでも共進会に参加する価値はあるのではないでしょうか?

美味しそうなチーズが販売されていたので購入!他にもアイスや牛乳の販売も行っているようです。

セリ場

最後はセリ場をご紹介します。共進会は審査だけでなくオークションも行われています。
共進会に出場する牛はもちろん、出場しない牛も出品されており、5年に1度の交流の場として重要な機会となっています。

購入側は共進会で優秀な結果を残した牛を自らの牧場に取り入れることで、次なる共進会に向けての戦略を強化する。

出品側はより高い値段で売却するために日々の育成に励むモチベーションになる。

おわりに

全国から選抜されたホルスタインが、トラックに乗って集まり、巨大施設で、美のトップオブトップを決める。

同時に酪農の最先端技術や最新アイテムを学び、セリで牧場の経営や強化に繋げる。

以上が共進会でした。次は5年後の予定です!!

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